第7章 正直
あやがお風呂に向かうと翔は、パソコンに向かい何やら調べ、ソファーでテレビを観ながらくつろいでいた
しばらくして
あや
『お風呂ありがとうございました』
翔
『使い方大丈夫だった??……っ』振り向きドキッっと翔の胸が鳴る
あや
『はい!大丈夫でした!!』
翔
『………そうなら良かった……』
あや
『翔くん??具合悪いですか??』翔を覗き込む
お風呂上がりで火照っているうえに、パーカー ショートパンツ ニーハイソックス すべてふわふわな部屋着に身を包んでいるあやに刺激され下を向く翔
翔
『ごめん、ちょっとなれるまで待って?ちょっと可愛すぎて…笑!!』
あや
『…!えっ!翔君がそんな風に思ってくれるなんて嬉しいです……あの、お水もらいます……』と
赤面しながら言ってその場を去ろうとするあやの腕を掴む
翔
『…待って??……』
あや
『……えっと……』
そのまま、向き合う形になり、そっとあやの手を握る
翔
『女の子だから当たり前だけど華奢だな!笑』
あや
『ええー!!』
翔
『え!!何よ!!笑』
あや
『私これでも、毎日筋トレ頑張ってるのに!!って思いまして』
翔
『笑!!えっ目指せボディービル??笑』
あや
『笑!!挑戦してみますか?笑』
翔
『遠慮しておきます!笑!あやさん、いつもそうゆう部屋着なのですかね??』
あや
『違うのもありますけど、翔君には少しでも良く思われたくて…だから、自分が持っている中で可愛いのを着ています………』
恥ずかしそうにそう言うあやにたまらず握っていた手を離しソファーに座ったまま抱きしめる
翔
『あや正直に答えて、こうやって俺が抱きしめると、痛い事されるかな?って少し思う?』
あや
『……大丈夫です…すみません気を遣わせてしまって、死ぬほどドキドキしますけど怖くは無いです』