第6章 片付け
あや
『えっ?』
翔
『うーんとね??きっと、あやのその悩みは、今は、俺しか解決してあげれないとゆーか』
あや
『????』
『とにかく、俺はあやが痛がったり嫌がる事はしないから、信じて??』
あやの瞳から涙があふれる
『……マジでもう、大丈夫だから…』
たまらずギュっと抱きしめあやの頭に頬をのせ絶対大事にしてやると密かに心に刻みこむ
あや
『……嫌われるかと…思って…』
『嫌わないよ!!あやの元彼は、嫌いだけどね!!笑』
『笑……ありがとうございます…』
親指であやの涙を拭きながら
翔
『さて!荷物片付けようか!!』
そこへ、少しだけ話を聞いてしまった桐島が戻ってくる
桐島
『とりあえず、ここに荷物積んで行っちゃうぞ?』
翔
『これキッチンかぁ、これは、あやじゃないとわからねーな!!笑!お願いします』
あや
『はい!!笑、キッチンお邪魔します』
翔
『もう、自分の家だけどね??笑』
あや
『あっ!!』
ダンボールを持ちキッチンに向かうあや
その後ろでは
翔
『お前、普通あんな事聞くか??マジでありえねぇ』
桐島
『悪りぃ、悪りぃ!!ついポロッと!!』
桐島も手伝ってくれた事もあり ほぼ荷物が片付いてきた時の事
あやの携帯が震える…画面には…一也の文字
電話に出る
『…はい…』
一也
『……今いい?あのさ!調子良くなったなら香奈に礼の電話ぐらい入れろよ??この前は具合悪かったからお前らしくもなかったし…』
あや
『……用事それだけ??…』
怒り気味にそう言うあやの姿に
翔
『あやどうした?』 と心配そうにキッチンを覗く
一也
『!!!!お前!!誰と!!』
あや
『…もう用事済んだなら切るから!じゃ…』
電話を切り
『はい大丈夫です!同僚なんです、ケド今ちょっと仲悪くて!!』
翔
『あぁ〜』
あや
『はい……!』
翔
『あや平気?』