第37章 一歩前進
エレベーターの最上階のボタンを押す翔
あや
『……っそーなんだけどね??……わからない…ケド手を繋いでくれてる翔君も格好良くて……っ』真っ赤なまま下を向く
翔
『……っ!!』ギュッと握る手に力を入れる翔
フロアに降りると部屋数が2部屋しか無いフロア
そのうちの一つのドアの鍵を開ける翔
あや
『…??ここどこ???』
ドアを開ける
翔
『笑!!ここ??俺とあやの家??笑』
あや
『えっ!?何!!えっ??待って!!』
翔
『笑!!どーぞ??』
あや
『えっ??本当に???何!?』
翔に手を引っ張られ中に入る
今まで以上にオシャレな造りな内装に広いリビングに広いガラス張りの窓
あや
『…っすごい………』窓に近ずくあや
あや
『うわぁ〜!見て凄いよ!?』
翔
『笑…でしょ??ここは駐車場も分けられてるし!!フロアもウチ以外は後一軒だから安心でしょ??』ソファーに座る翔
あや
『あれ??この家具!!ソファーだけじゃない!!全部??うそ!?何で??』
翔
『今日帰国してすぐキリが今日ならって言うから!今日引越ししといた!!!あやも驚かせたかったし!!あっ!!ちなみにあやの物はキリの所の女性スタッフがやったから大丈夫だから!』
あや
『…………』驚き過ぎて言葉にならないあや
翔
『笑………笑…』あやの様子を見て楽しむ
あや
『……特別な日?………』瞳がみるみる潤いを増す
翔
『笑…そう!!正解!!そんで…特別な日だから…これ!プレゼント!!』
あやの腕に時計をする
『共に時を刻む……だから……ペアとか??』少し照れながら言う翔
あや
『…っとに……翔くんって……っ…ありがとう……っ……』耐えきれず泣き始める