第4章 視える
翔目線
やっと会えた彼女は、見ているこっちが苦しくなるぐらい悲しい顔で振り返ってきた
!!!!!!
そんな、何がこの子をここまで…!!
聞くと身体は、平気そうだが彼女の心の方がヤバそうだ!とにかく外じゃまずいな!!それに、タクシーもこれだと厳しい!
迎えに来てもらおう、マネージャーは、まずいしここは、あの人に!!
車に乗るのをためらうあやちゃん
頼むから、もう少し俺を頼ってよ!!その思いが言葉をキツくした
『あやちゃん怒るよ』
きっと沢山傷付いているのに、ごめん
俺は少し反省した 美容師辞めようかとって言っていたなぁ、少なからずこの前まで美容師の仕事は、好きそうに見えていた……。
やっぱりこの前の女と男が関係しているのか?
クソ!何か、あそこの店からあやちゃんを……!!あっそーだ!!ちょうどヘアメイクが居なくなる、あやちゃんに紹介してみよう、だとしたら、一回、マネージャーに連絡してみたほうがいいな!
そうこうしているうちに彼女の自宅前に着いた
このマンションって!笑
確か、有名な記者が住んでるって言われてるマンション!?ヤベー!!
とりあえず、ここは一緒にマンションに入らない方がいいな!!一旦マネージャーにも電話したいし
マネージャーに連絡をしてヘアメイクを紹介する許可を得た!
彼女の部屋のインターホンをならす、出てくれない あの状態じゃ出ないか、メールを打つ
急いで開けてくれた彼女は、目を赤くして何でと驚いている そうだねチャント伝えれば良かったかな?
だけど、ごめんね 君が俺を入れてくれるって自信は、なかったんだ
彼女さんにわるい? あっ俺やんわり断られてる?
俺が好きなのは君なんだけど
あいつが男だった事を言うと驚いて唖然としてホッとした顔をしている
もしかして 笑 あやちゃん俺の事…
『辛くない?』
そう聞いたのは 少しだけ俺も気持ちを君の口から聞きたかった 『うん、大丈夫』って答えてほしいからなのか
君が少しでも元気になる理由が俺だなんて幸せすぎる
あぁーこの感情抑えていけるかな??