第4章 視える
翔
『俺はあやちゃんと付き合いたいよ、それに俺だって簡単に決めてるわけじゃないよ??』
『芸能の世界に巻き込みたくなくて、あやちゃんには、いつも笑っていてほしいから、でも芸能の世界に居なくても泣いてるなら 俺の所で泣いてほしい』
あや
『………私 巻き込まれたいです櫻井さんの世界に 私何も知らないから、櫻井さんの事を理解出来ずにイライラさせる事もあるかもしれないです』
『だけど櫻井さんの近くに居させて下さい 私頑張って強くなりますから』
何か フアフアして夢の中に居るみたいな感覚
翔
『笑…だから頑張らないでいいから!あやちゃんらしく居て?それと…櫻井さんじゃなくて、名前でどうぞ??笑』
あや
『……そんな!いいんですか?』
翔
『笑!!なんでだよ!笑!!彼女でしょ?』
あや
『…翔くん?……』
翔
『君なの?まぁーいっか!笑 今はそれで許しましょう!!笑 …………あや!!おいで?』
あやって!おいでって!!駄目、心臓が壊れちゃいそう!そんな!カッコよすぎて近寄れないよ!!きっと今までは、好きって気持ちに気付いて居なかったからドキドキしていたけど、ここまでじゃなかったんだ
私こんなに大好きになってるなんて!!こんなに壊れそうなぐらいドキドキさせられるなんて、初めてでどうすればいいのか……
翔
『真っ赤!!笑!あやって呼んじゃマズかった??笑!』
首をふるあや
翔
『じゃーあや自分の足でおいで?』
そう言うと両手を広げ優しく微笑みあやをみる
あやは、チラッと翔を見ると 更に赤くなり一二歩の距離を少しずつ詰めていく
翔
『笑!おそっ!!笑!腕痛くなってきましたよー!笑』
あや
『!!!!!!』
先程とはうって変わって、スッと翔の腕の中に入る
翔
『!笑!!よく頑張りました!!』
ギュッと抱きしてくれる