第3章 限界
翔目線
予定より早く着いたので車から降りて 彼女のお店を遠くから見ると片付けをしていた
後少しで終わりそうだな それを確認して車に戻ろうとした時
ガッターン!!
!!!!!!
音がした方を見ると彼女が倒れている
つい冷静さをうしない彼女の名前を呼んでしまった
『あやちゃん!』
助けたいが俺がここで助ける事は出来ない騒ぎを大きくするだけだ
今朝コンビニに居た男性が叫んでいた
救急車に乗せられていったあやの姿を確認し 車に戻り携帯を手に取る
とにかく彼女からの連絡を待とう
彼女の事だからこのまま連絡しないなんて無いだろう
そこに、松潤から電話が入った
松本さん
『翔君 今どこ居るの?』
場所を伝えると
松本さん
『近くに居るから一緒に飲もうよ』
確かに今は、不安に押しつぶされそうで誰かと居た方がいい
翔
『…これから行く…』
松本さん
『翔君何かあった?』
翔
『とにかくそっちに行くから』
車を自宅に置きに行き、タクシーで松潤の待つ店に向かった
翔
『お疲れ』
松本さん
『お疲れ、そんでどうしたの?』
俺は隠さず今までの出来事を松潤に話した!!
松本さん
『そうだったんだ!!気になってる子がそんなんなるとさすがの翔さんだって動揺するんだ!!笑!一般人と付き合うのは大変だろうけど応援するから』
翔
『イヤ、付き合うとかそーゆう……話を……っ』
松本さん
『翔さん気付いてなかった?もしかして!』
翔
『俺…好きだからこんなに不安だったのかぁー!でも、付き合えないな!巻き込みたくない』
松本さん
『そう…?』
散々話して
松潤と店を出た
翔
『マジで!ありがとう』
松本さん
『うん たいした事ないといいねその子』
翔
『あぁ、そうだ…… あれって!!っ悪りぃ松潤』
走り出す翔
あれって絶対!!
向かいの道にフラフラ歩くあやをみつけた
やっと追いつきこえをかける
翔
『あやちゃん!…はぁ、はぁ、はぁ ちょっとまって』
俺の声に気付き振り返った彼女はボロボロ涙を流しながら俺を見る