第2章 距離感
この言葉の後の彼女の反応で、計算か本当に気付いてないかがわかるだろう、さぁーどう答える?
彼女をチラッとみると明らかに驚いて動揺しあげく大声で叫んでいる、笑
やっぱり、この子計算では、無かったんだ 自分が密かに願っていた方の反応で素直に嬉しい
しかし、驚き過ぎ!!なーんかこの子ホッとするな!笑
凄いみられてる?見過ぎじゃね??笑
『そんな見られても』笑 なんて言うかな?
焦って前を向き少し真剣に考えている顔をする彼女
なんだ?携帯とか聞こうとしてる?
まぁーでも、もう病院だし残念時間あっても教えられないけどね!
病院に着いたと伝えると彼女は予想外の事を言い出した
もう大丈夫とまた、強がり 迷惑をかけた事 連絡先を聞いた事を謝り そして申し訳ないといいながらシャンプーを渡してきた!
この子 自分がどうして欲しいとかじゃなく さっき考えてたのは、俺の立場とか色々考えてくれてた?ったくそんなん言われたら何かこっちがしてあげたくなるだろ
何か…車に常に置いてあったボールペンが目に入る
これなら、コンビニでも美容室でも使えるだろうしいいだろう
そしてボールペンを渡すと遠慮する彼女、予想通りだ
彼女を病院に送り帰宅した
自宅に着くと彼女の事が頭から離れない 怪我はどうだったのか ちゃんと帰れたのか あそこまで攻められ明日から平気なのか
『………………これはヤバイな!笑…』
病院終わるまで車で待ってあげれば良かったか?
イヤ〜それは、まずいな俺が病院に居ると変な噂が立ってファンの方々に心配かけてもいけないし!
彼女の携帯番号だけでも聞けば良かったか?だけど連絡先を教えて平気なのか?
そう思い貰ったシャンプーを見る
『女性用だし!笑』
今日の彼女の行動を思い出し気持ちが固まる
彼女は、きっと信用して平気なタイプの子だよな そうであってほしい
そして翌朝彼女が働くコンビニへ あっ居た働けてるなら良かった ホッとしたのも束の間 1人の男性が彼女に近ずくと明らかに彼女が困った顔をしている 心配になりコンビニに入ると
その男性とコンビニ店員が彼女の事を話しているようだ
トイレに入った彼女を立ち読みしながら待ってみる 意外に早く出てきたが彼女の顔は、曇って泣いた跡が残っていた どうしよう他にも人がいる でも、見て見ぬ振りは、出来ない