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何故か。

第3章 後任せからの乗車券



結果、見事に泳げました!!!
いやぁ、川から海までススイッと簡単に来てしまって驚いたね。
このまま水の中に居たいっていうかなんて言うか。
でも、やっぱり人間としては陸が恋しくなるわけでよくみるカフェテラスに腰かけて休んでます。
偶然にしろ、人気がないのはありがたい。

『いやぁ、困った困った』

宿主探しもしなきゃねって思ったけど、私に宿主がいるかわからないわけで。
気付いたらイマジンで、公園で寝っ転がってたし?仮に宿主がいないとして、この姿は誰のイマジネーションなのか謎だし。

『うーーーん、この姿だと電王にやられちゃいそうだし、目立つしなぁ…せめて人間みたいなフォルムになりたい。』

とりあえず、なんとなく人間だったころの姿をイメージする。
パジャマがめちゃくちゃ趣味が悪かったな?
なんだあのへんな柄はとか。
うだうだと、この現実を受け入れたくないなぁって。
確かに人外になりたい願望は存在した。
それは認めよう。
でもさ、何の前振りもなくいきなりエメラルド色の魚だよ?
受け入れがたいよ。
何か前振りがあったなら

『少しはちゃんと受け入れられた気がするんだ。』

はぁ~~~っと重めなため息をついて目を閉じて顔を両手で覆ったとき、手の感触が違った。
たった数時間だけだけど、それは人間の手の感触で
体を見れば、学生服だった。

『マジかよ』

これにはおどろくしかないやん??
なんでいきなり人間に??
と思いつつ、例の固有武器の三節三叉槍を出せるか試したら出せました。
なんでやねん。
いやいやいや、当たり前か。
うん。とりあえず仕舞おう。通報されかねない。

さて、人間の姿になれたのはいいことだけれども、ごはんとかどうしよう。
お金もないわけだし。
王道なら、これはもう愛理さんとエンカウントするべきじゃ…?
いや、ミルクディッパーの住所とか知らないし

………はぁ

『海に入るか。』

周りを確認していたら怪しい格好の人がいた。
あ、やばい
目が合った。
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