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ハイキュー・黒子のバスケ(裏短編)

第5章 研磨 誕生日(ハイキュー


今まで見たことがないくらい男らしい研磨の姿に私の心臓は一際大きな音を奏でた。

まさか、こんな事で研磨が……

でも。

それは私だからかな、って思うと涙が出そうなほど嬉しいと思えた。

人差し指をゆっくりと持ち上げて唇を軽くノックしながら

自然と上目遣いで見つめてしまう。


「ココ」
「ッ……ん」


ゆっくりと近づいて重ねるだけの軽いキスをされる。

ゆっくりと瞳を開けると優しい色合いを放つ瞳とその奥でゆらりと揺れる獲物を捕える前の猫のような獰猛な性に私は少しの身震いをした。

頬に滑る研磨の綺麗な指先に産毛が逆立つ。

でも研磨の指先も震えていた。

お互い緊張していることがわかると二人でやっと視線を合わせて笑いあった。
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