第4章 日向 …初(黒バス
両親がいないというワードにその場にいた全員が生唾を飲み込んだ。
そのワードに健全な男子高生が想像することなんてひとつしかない。
最中の彼女を想像したらコロスって後で言っておかねーと。
「でもみんなと予定あるなら、」
「そうだなあ、今からマジバ行くって話だからお前も一緒に来たらどうだ?」
「木!吉!全然予定ないから2人で帰りなよ!ほら、日向おつかれー」
相変わらずマイペースな木吉を引っ張って伊月が気を利かせてくれる。
すれ違うときに「ガンバレよ」なんて言葉が聞こえた。
ちっくしょー、恩に切るぜ。
道理でモテるはずだ。
このイケメンさんがよ。