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ハートの国のアリスツインワールドの奇跡

第4章 クレイジー・ストーム到来


遊園地に戻り、私とナイトメアはボリスのところにお見舞いに行った。

椅子に私達は座って、熱を出して苦しそうにしているボリスに話しかけた。

アリス「ごめんね、あれ程楽しみにしていた、嵐をボリスは楽しめてないよね」

ボリス「別にアリスが今の、クレイジー・ストームが楽しければいいよ」

ボリスは少し目を開けて、ナイトメアを見て言う。

ボリス「どうして夢魔さんがここに? 俺夢でも見てるの?」

ナイトメア「いいや、違うよ。 現実だ」

ボリスに向けた言葉だが、私にとっては嬉しい言葉。

今目の前に現実だと思う世界に、恋人が目の前に居るのだからでも嵐が終わってしまったら消えてしまうの?

(このまま嵐が終わらなきゃいいのに)

読心術があるナイトメアには今思ったことは、筒抜けだろうしかしナイトメアは何も答えない。

ボリス「夢魔さん・・・あのさ・・・いや何でもない」

ナイトメア「・・・・」

きっとボリスの心でも読んでいるのだろうか?

私には沈黙で静かだ何も聞こえない空間。

ナイトメアは突然椅子から立ち上がり言う。

ナイトメア「そろそろチェシャ猫の部屋から出て行くとするかアリス」

私は頷き立ち上がりボリスの方を向き言う。

アリス「またねボリス」

ボリス「またね」

部屋のドアを閉めて客室が並んでる、廊下を歩いてるとナイトメアが話しかけてきた。

ナイトメア「チェシャ猫私達のこと、恋人だと察したかもしれない」

アリス「知られったって問題ないじゃ」

ナイトメア「確かに問題はないな、とにかく今を楽しもうアリス」

私は首を縦に振り、お茶をして楽しむ。

すると強い風が吹き荒れる、突然ナイトメアが私を抱きしめてきて耳元で言われる。

ナイトメア「また外の世界で会えたら、今度は私の世界を案内するよアリス」

アリス「楽しみにしてるわ」

強い光を感じて、抱きしめられる感覚はなくなっていく。

嵐が終わってしまう。

光が消えると町の住人は『今回の嵐は長かったわね』と話を始める。

私はあっという間に思えた、でも私はあせらないことにしたまた何時か外でナイトメアに会えるんだもん。

遊園地に戻るとボリスは体調がよくなり、げんなりしていた。

寝すぎで頭が痛くなっていた、それを見たゴーランドが笑っていた『がははは猫でも、頭痛がおきるんだな』と小ばかにしていた。
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