第3章 繋げる扉?
ナイトメア「アリスのいる国に押しかけて、しまおうか」
そう言われて耳を疑う、願望を話す今までのニュアンスとは違う。
押しかけてしまおうかなんて、まるでら出来るかのような言い方だ。
アリス「そんなことできるの?」
ナイトメア「普通ならできない、役持ちなら何かと制限がついてまわるしね」
制限が確かについた、そしてナイトメアが住んでる国は別の国だ。
簡単に行き来は、出来ないのだとさっき分かった。
ナイトメア「今なら出来るかもしれないよ、 ハートの国に嵐が訪れてる今なら」
アリス「どういうこと?」
再度抱擁されるが、一旦離れて問い詰める。
ナイトメアは落ち着いた声で言う。
ナイトメア「狂ってる嵐は本来ならあり得ない、歪みでさえ連れてくる」
アリス「まさかナイトメアが現実で、ハートの国に来られる可能性もあるかもしれないってこと?」
ナイトメア「そうゆうこと、起こり得るはずのないこと、存在するはずのない『時間』そうゆうものですら連れてくる、そのイカレタ風の力を借りれば、あるいは」
唾を飲み込んで黙ってナイトメアの話しを聞く。
ナイトメア「これもまだ、可能性の話しだ。 もしその小さな可能性が私の小さな望みを、叶えてくれたのなら」
ナイトメアが私の片手をとり、エスコートするように手の甲の上に向けて優しく何をするかと思ったら、自分の顔をと引き寄せて手の甲にくちびるを寄せる。
ナイトメア「もし嵐の力を借りて会いに行くことが、できたら私を歓迎してほしい」
直ぐに返事をしなかったから、不安な様子で言う。
ナイトメア「私がハートの国に会いに行ったら迷惑か?」
アリス「そんなことわけないでしょう、迷惑なんかじゃない」
(迷惑なんて、思うはずがない)
私自身望んでいたこと、自らボリスに頼んで会いに行って会えなかった。
だから現実で会いに行きたいのは私の願望でもある。
起きて私は外にいた、外は昼間のままだ。
従業員男「嵐の気配どんどん強くなってますね! あ〜テンション上がります!」
従業員男二「ですねー! あ、そこのボトル取ってもらえます?」
従業員女「はいはい、注ぎますよー! ガンガン飲みましょう!!」
宴会会場は盛り上がっていた、ステージでは各一組づつショーをやっていた。