第2章 クレイジー・ストームが来る前に
それはボリスからも説明があったが、もっと説明してほしい。
ナイトメア「例えば、時計塔が消え、遊園地が消えて、私達から見たら消えているように見えるが、あっちではハートの城と帽子屋屋敷が消えたように見えるって話さ」
よく分からない話だ、今は嵐がきている以上これ以上の混乱はごめんだ。
アリス「じゃあ時計塔の所には、何があるの?」
聞いたが何も答えてくれない、何だか寂しそうに見えるが。
ナイトメア「私が住んでる所だよ」
手を鳴らすと曖昧な空間は消えて、じゅうたんとソファ、じゅうたんの上にはクッション、机が置いてある小さな部屋。
最近ではこの部屋で、過ごしたりしている。
編み物が手元に現れる、以前私がしたいと言い出したことがきっかけ。
クッションの上に座り編み物をする、ソファの上だと毛玉が転がるからだ。
(ナイトメアは退屈そうに、見つめてあるが退屈じゃないの?)
ナイトメア「そうだな、私の暇つぶしを用意させてもらおう」
パチンと指を鳴らすと、上から毛玉が落ちてくる。
アリス「わ・・・わわわ」.
痛くはない、色とりどりの毛玉が落ちてくる。
ナイトメア「私好みの色も入れてくれると嬉しい、私はここで好きな色を選んでいるよ」
しばらくして色を選び終わり、深い青みがかかった色を選んできた。
アリス「好みかぁ」
ナイトメア「どうしたんだ?」
不思議そうに見つめるナイトメア。
アリス「何でもないわ」
心を読まれてしまう前に、誤魔化す。
編み物をしばらくして、二人で過ごして私は夢から目が覚める。
模様し物の準備をしていると、ゴーランドが側に来て言う。
ゴーランド「アリス客人だぜ、三月ウサギだ」
立ち上がり入り口に行くと、エリオットがいた。
遊園地の領土の喫茶店でお茶をする。
エリオット「チェシャ猫に、扉を開けてもらったらどうだ?」
どうゆうこと? 私は紅茶が入ったコップを置き尋ねる。
アリス「どうゆこと?」
エリオット「本来ならルール違反だが、会えないよりは会えたほうがいいだろう? ナイトメアの国に繋げるこもが出来るんだぜ、チェシャ猫はルール違反を起こすことになるが」
行きたいという思いになった。