第2章 小早川軍 負け戦
少しだけ微笑んだような気がしましたが、きっと私の気のせいでしょう。
私は立ち上がって、礼をして立ち去る。
多くのこの戦では死人が出ました。
私は伊予河野軍の元へと帰らず、孫市姉様に会いに行くことにしました。
歩きではそうとう時間が掛かりますね。
それは仕方がないことです。
森の道を進んで行くと上の方で、何やら音がします。
矢を放つと、甲斐武田軍の忍びさんが降りてきました。
甲斐武田忍び「ちょっと危ないじゃないの、あなたは確か海神の巫女で予言をするんだっけ?」
私のことをよくご存じで。
鶴姫「そうゆうあなたは?」
佐助「俺かい? 俺は甲斐武田忍び猿飛佐助」
忍びがこの大阪付近で何をしてるのでしょうか?
鶴姫「大阪付近で何をしてるのですか?」
佐助「俺は今、九州に向かってるところさ。 九州の方で毛利元就が攻め込んで領地を拡大化させてるからさその調査」
毛利軍が九州に?!
伊予河野軍のみなさんが心配です。
早めに戻らないと。
私は走って孫市姉様の元に向かった。
途中で疲れて歩く。
走って、歩いてを繰り返して3日目でようやく孫市姉様のところに着きました。
鶴姫「孫市姉様ー! お話があるのです」
孫市「なんだ姫騒がしい」
息を切らしてるから、整えて落ち着いて話す。
鶴姫「小早川金吾さんがお亡くなりになられました」
孫市「小早川軍が?」
それと天海さんという人物についても話さなきゃ。
鶴姫「小早川軍に天海さんという、お坊さんが居たのですがその人川に自ら落ちて行方不明に」
考え込みながら、孫市姉様は言いました。
孫市「天海? 聞いたこともない名前だな。 分かったその人物は私が調べよう、姫は一旦伊予河野軍に戻れ」
私は伊予河野軍に戻る気はない。
何故なら金吾さんの仇を討ちたいです。
鶴姫「私大阪城に行ってきます」
走って後ろから孫市姉様の声がしたけど、今はそれどころじゃないきっと伊予河野軍は私がいなくても平気。
だって皆さん強いし。
きっと私の帰りを待ってくれているに違いない。
大阪城にはすぐに着いた。
昼間のうちに、大阪城に入れた。