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(R18) 雑草ノ花 (壱) ─鬼灯の冷徹─

第9章  少女の記憶「鬼」


「鬼灯く〜ん、お昼ご飯
一緒に食べに行かない?」

間伸びした大王の声に
少女が素早く反応する。

「ト◯ロだ」

「正解です」

子供の癖になかなか
良いセンスをしてますね、

そう言葉を足そうとした所で
大王の突っ込みが飛んできた。

「君ねえ、一体いつまで
トト◯ネタを引っ張るつもり?」

「向こう百年は確実に」

「……お願いだからやめてね」

呆れた顔で肩を落とす大王は、
ふと少女に目を留めて
柔和な笑みを見せた。

「こんにちは、新しく
賽の河原に入った子かな?」
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