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(R18) 雑草ノ花 (壱) ─鬼灯の冷徹─

第8章 【沈丁花讃歌】


紗英は解決策を
思案する暇が無かった。

相手を押し返そうにも、
腕力で男に敵う訳がない。

ましてや相手は鬼だ。

仮に紗英が豪腕だったとしても
人間の力では到底敵わないだろう。

「いや!嫌……っ!」

「へへ……それも演出?
さすが遊女は男のツボを
知ってらァな……!!」

彼女の必死の抵抗も虚しく、
暴かれた着物からは
白い乳房が露出する。

涎を垂らさん勢いで
紗英の胸を凝視する男鬼。

荒い呼吸を繰り返す彼は、
いきり立った自身を
紗英の秘部に擦り付けた。

「……っやめて……!
お願い!離して……!!」

「そんじゃいただきますっ」

「ひっ……嫌ァァァ!」
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