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(R18) 雑草ノ花 (壱) ─鬼灯の冷徹─

第6章 男子だって恋をする


まあ、その桃勇者の事は
置いておくとしましょう。

「何して遊びますか?」

今は兎にも角にも
癒されたい気分なんです。

「俺ね!俺ね!
ボール遊びがしたい!」

真白な尾を振り振り、

シロさんは
いつ見ても可愛らしいですね。

ちょっと、頭の方は
アレ(阿呆)ですけれども。

「……ボールですか。
いいですね、やりましょう」

「わーい!やったあ!」

「ではシロさん」

「ワン!」

「命(タマ)取ってこい!」
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