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(R18) 雑草ノ花 (壱) ─鬼灯の冷徹─
第4章 【天高く神獣肥ゆる秋】
その日の夜。
運動など一切していないくせに
「運動会の打ち上げ」と称して
妓楼へ遊びにきたスケコマシ白澤。
目当てはもちろん
最近お気に入りの遊女、
紗英の座敷である。
「こっちおいで」
対面に座って
酒を注いでいた紗英に
白澤が笑いかける。
「……はい」
言われた通りの場所へ
紗英が腰を下ろすと、
白澤は彼女の腰に右手を回して
空いた手で御猪口を掴んだ。
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