• テキストサイズ

(R18) 雑草ノ花 (壱) ─鬼灯の冷徹─

第4章 【天高く神獣肥ゆる秋】


その日の夜。

運動など一切していないくせに
「運動会の打ち上げ」と称して
妓楼へ遊びにきたスケコマシ白澤。

目当てはもちろん
最近お気に入りの遊女、

紗英の座敷である。

「こっちおいで」

対面に座って
酒を注いでいた紗英に
白澤が笑いかける。

「……はい」

言われた通りの場所へ
紗英が腰を下ろすと、

白澤は彼女の腰に右手を回して
空いた手で御猪口を掴んだ。
/ 216ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp