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(R18) 雑草ノ花 (壱) ─鬼灯の冷徹─
第4章 【天高く神獣肥ゆる秋】
一方、観覧席も設けられており
そこには一般鬼から妖怪まで
【地獄の住人】
と呼ばれる者が一堂に会していた。
その中には元人間も含まれていて、
歴史を彩る有名人の姿がチラホラ。
「いつ見ても
鬼灯様はイイ男だねェ」
ウゾウゾと黒髪を垂らすのは
怪談界の重鎮・於岩(おいわ)さん。
「そうかい?
あたしゃ白澤様のが好みだよ」
素っ気ない返事を返すのは
同じく怪談界の大御所・お菊さんだ。
井戸から出て皿を数えるアレである。
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