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(R18) 雑草ノ花 (壱) ─鬼灯の冷徹─
第3章 鬼神、襲来
ゴスッ・・・!
鈍い音が辺りに響いた。
「うぐぇ……っ」
呻き声を出しているのは、
お気に入りの遊女に
ちょっかいは出させまいと
突進してきたはずの白澤だ。
見事に返り討ちにされている。
「おや、こんにちは白豚」
強固な拳を白澤の顔面に
めり込ませて鬼灯は小首を傾げた。
「……ほにょへほにへ(おのれ鬼め)」
人類創生よりも前から存在する
大物神獣が鼻血ブーでもそもそ喋る。
この光景を紗英は
なんとも微妙な面持ちで眺めていた。
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