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(R18) 雑草ノ花 (壱) ─鬼灯の冷徹─

第3章 鬼神、襲来


漆黒の着物を纏った鬼灯が唸る。

「紗英さん、
こんな脳味噌18禁男の
どこが良いんですか?」

純白の給食着、ではなく
中華風の服に身を包む白澤は

口角をピクつかせて言い返した。

「紗英ちゃん、
こんな無愛想仏頂面ほっといて
僕の家で飲みなおそう?ね?」

文字通り板に挟まれて
おずおずと、紗英が言う。

「お二人共……
似た者同士なんですから、
もう少し仲良」

「似てません!」
「似てないよ!」

「(そっくりですけど……)」

物凄い剣幕で否定して
火花を散らす鬼神と神獣。

その後しばらく
不毛な睨み合いは続いたが、

「バ◯ス!」

鬼灯が白澤に必殺目潰しを
食らわせて決着と相成った。

「目が!目がァァァァ!!」


.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.


無性にイライラしてやった。
理由はないし、後悔もしてない。
(鬼灯本人談)




【参ノ章】
鬼神、襲来___終
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