• テキストサイズ

(R18) 雑草ノ花 (壱) ─鬼灯の冷徹─

第3章 鬼神、襲来


「精が出ますね」

何かを言う時、

クイッと小首を傾げるのは
鬼灯の数少ない癖のひとつ。

能面のような無表情だが

鬼にしては珍しい直毛と
それから、整った面立ち。

優しいのか恐ろしいのか
何を考えているやら分からぬ
ミステリアスな鬼神様だ。

と、いう訳で
(どういう訳だか)
やたら女にモテる。

だがこの鬼灯という男、
相当なワーカーホリックの為
恋だの愛だのに目をくれない。

しかし、そんな彼の前にも
ついに【例外】が現れた。

それが紗英である。
/ 216ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp