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(R18) 雑草ノ花 (壱) ─鬼灯の冷徹─

第13章 【花街ドランカー】


行燈に照らされた男女の
影は、体位を変えて何度も
交わり絶頂へ昇っていった。

「紗英……っ」

「んっ……は、あ
白澤、様ぁ……っ」

肌のぶつかり合う音が
段々激しくなっていく。

紗英が悦楽の限界を感じて
中を締め付けると、

白澤は眉根を寄せて
切なげな顔をした。

「そ、んな……っ締めたら
僕……イッちゃう……!!」

「あっ……私、も……っ!」

二人が今宵最も深く
ひとつになった時、
男は白濁とした欲を吐いた。

乱れた息の中、
紗英の唇にキスを
落として白澤は笑う。

「いっぱい出ちゃった」
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