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(R18) 雑草ノ花 (壱) ─鬼灯の冷徹─

第13章 【花街ドランカー】


「キス……しちゃった」

男の濡れた笑いが響く。

「顔真っ赤。可愛い」

一旦顔を離して囁く白澤は、
人差し指で紗英の唇をなぞって
再び彼女にキスをした。

「ん……っ」

触れるだけの口付けが
次第に深くなっていく。

白澤がリードする形で
熱を帯びた舌が絡み合った。

ちゅ……っ

時折わざとリップ音を立てて
紗英の唇を喰む白澤は、

自身の襟元を緩めて
男らしい鎖骨を晒け出す。

「本当に抱くよ……?」

女郎屋にある中でも
とびきり豪華な布団に
紗英を押し倒して、

白澤は色っぽく告げた。
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