第3章 副長が鬼畜に 【土方十四郎】
「おい、入るぞ?」
ふ、副長!?
「ちょ、ちょっと待ってください!」
こんなの見られたら恥ずかしすぎる!
急いでロー○ーを部屋の隅に隠す。
「おい、はいるぞ?何してんだ? 」
「は、はい!どうぞ」
「おう、
この前頼んだ書類…終わってるか?」
「あ、はい!これですよね?」
「そうだそうだ…良く出来てるじゃねーか」
「あ、ありがとうございます!!」
鬼の副長と呼ばれてる土方さんだけど
ホントはとっても優しいんだ。
それに、私の恋人でもあるんだから。
そんな人に褒められれば嬉しくて仕方ない。
「あぁ、あとそれからもう一枚頼んでた
やつはどうした?」
「も、もう一枚?」
「あ?この前頼んだだろ?
松平のとっつぁんに渡す大事なやつ」
「あぁ!ちょっと待ってください!
たしかここに……あれ?」
「おいおい無くしたのか?」
「いや、確かにここに置いたはず…」
せっかく褒めてもらえてたのに…
私の部屋は色んな書類が積み上がってて
ここから1枚を見つけ出すなんて
そうとうな時間がかかる…
「ごめんなさい!探しとくんで
もう少し待っててください。」
「いや、俺も探すからお前そっち探せ」
「はい!」
こうしてしばらく探していると…
「んぁ?こりゃなんだ?」