第3章 副長が鬼畜に 【土方十四郎】
「こりゃなんだ?」
そういう土方さんに目を移すと
手に持っていたのはさっき沖田さんから
渡されたロー○ーが…
「うわぁぁ!」
急いで奪い返し体の後ろに隠すと
「おい…今のなんだよ」
怪しそうな顔をした土方さんが
近寄ってくる。
「おい…見せろ」
「い、いやなんでもないです!
今はほら!書類!書類さがさなきゃ!」
「いーから、見せろって」
土方さんはさっと私の手からそれを
奪うとそれをじーっと見つめて
「こんなの隠し持っては
やらしかったんだなぁ?ん?」
「ち、ちがっ…誤解です!」
「誤解も何もこれが何よりの証拠だろ?」
ニヒルに笑いながらぐっと距離を詰められ
何も言えなくなってしまう。
その固まってる私の耳元で
「ちょっと試してみるか…」
と言われて
私の身体が熱くなるのが分かった…