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【カゲプロ】君と、【裏あり】
第2章 2.君は
事故にあってから一夜明け、朝食を摂り、検査を受け退院しても問題ないとお墨付きを貰い、治療費を払ったのち、彼に迎えに来てもらうことになった。
バスかなー、徒歩かなー、と思いつつ彼を待っていた、私の目に入ったのは、グレーの車だった。軽自動車のようだ。
その車はそのまま私の前へ来て、綺麗に止まった。窓が開く。
「乗りな」
後部座席を指差す彼。……まさか車で迎えに来るとは思わなんだ。
「わ、わかった」
戸惑いながら返事をして、私は車の後部座席に乗り込んだ。
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