• テキストサイズ

新しい世界

第7章 恋


「今度の土日、父と母が旅行でいないの。よかったら家に泊まらない?」



ちょっと大胆だけど…思い切って誘ってみた。

彼は喜んでOKしてくれた。

私は超、超、超楽しみ。

私のベッドで真司が朝までいてくれるなんて…

想像しただけで熱い…。



「みなみの部屋に入るの始めてだ…。嬉しいな」

私の部屋に入って、彼が言う。

「そうだね。学校の帰りだと真司の家のほうが手前だから…」

「はぁ…なんかいい匂いがするような気がする…」

彼がうっとりと目を閉じて、息を吸い込む。

「やだ、キモイ」

私は笑う。

「晩ご飯さぁ、ファミレスでいい? 何か作ってみたかったけど、お母さんに何か勘付かれたら嫌だし…」

「うん、いいよ」

「その代わりっていうか…なんていうかぁ…」

私は言いたいことがあるんだけど、恥ずかしくってもじもじする。

「何?」

彼が優しく微笑む。

「お風呂…入ろっか。一緒に…」

思い切って言えたけど、多分顔赤い、恥ずかしー…。

「うん、入ろ」

そう言って、彼は私の服を脱がそうとする。

「い…今じゃないよ。夜に!」

「そっか」

私と彼は一緒に笑う。


/ 75ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp