第7章 恋
「今度の土日、父と母が旅行でいないの。よかったら家に泊まらない?」
…
ちょっと大胆だけど…思い切って誘ってみた。
彼は喜んでOKしてくれた。
私は超、超、超楽しみ。
私のベッドで真司が朝までいてくれるなんて…
想像しただけで熱い…。
…
「みなみの部屋に入るの始めてだ…。嬉しいな」
私の部屋に入って、彼が言う。
「そうだね。学校の帰りだと真司の家のほうが手前だから…」
「はぁ…なんかいい匂いがするような気がする…」
彼がうっとりと目を閉じて、息を吸い込む。
「やだ、キモイ」
私は笑う。
「晩ご飯さぁ、ファミレスでいい? 何か作ってみたかったけど、お母さんに何か勘付かれたら嫌だし…」
「うん、いいよ」
「その代わりっていうか…なんていうかぁ…」
私は言いたいことがあるんだけど、恥ずかしくってもじもじする。
「何?」
彼が優しく微笑む。
「お風呂…入ろっか。一緒に…」
思い切って言えたけど、多分顔赤い、恥ずかしー…。
「うん、入ろ」
そう言って、彼は私の服を脱がそうとする。
「い…今じゃないよ。夜に!」
「そっか」
私と彼は一緒に笑う。