第2章 出会い
「ごめんなさい、笑ってしまって」
笑ったのは苗字1だった
「はじめまして…ですよね?今年入った苗字1名前1です」
「ああ、知ってるぜ?忍足達が大騒ぎしてたからな」
やっぱり俺様は強がりだ
素直に見ていたとは言えない
「何言っとるねん、大騒ぎしとったんは自分やろ?」
「はあ?俺様はそんなことしてねーぞ?」
「堪忍な?こいつ照れ屋やから」
忍足のやつ、後でグラウンド100周させてやる
「いえ、春休みのころから見てますから、大騒ぎ…みたいなことをしてたのは岳人先輩達だと思いますよ?」
「俺、そんなことしてないぞ!」