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最近、私の周りにバレー部員が多い

第3章 守護神とエースの復活



「ローリングサンダァア‼︎」
「かっけぇえ!ノヤさんすげぇ‼︎」
「ま、まぁな!」

先程から明るく後輩に指導?する西谷君。
新しく入って来た後輩の先輩呼びと尊敬する瞳に勝てずに教えてはいるけれど…全部音で表現する辺りが西谷君らしい。
何だバビューンしてドドン?って地響き??なるほど、分からん。

「…懐かしいな。」
「まだ早いです力先輩。一人居ない…多分、あのヘタレはきっかけを西谷君に引っ張られないと動きませんし…彼も満たされない。」
「旭の事か?篠田」
「守護神はエースが居ないと。…もし居たら、適度に宥め様として西谷君と日向君に巻き込まれて涙目で主将が止めてくれるまで練習してますよ。」
「けど、あいつは…。」

「…待て!西谷!」
「あ、やっぱり我慢出来なかった。」
「…みたいだな。」
「…ちょっと声かけてくる。力先輩、ノート持ってて下さいね。」
「へ?」

猛然と出口に向かうその背に西谷君、と呼びかける。
出口手前で止まった彼は今すぐにでも駆け出したいが私が話すのを待ってくれている。

「…律儀だね。」
「良いだろ別に…。それで、何だよ?」
「ヘタレ先輩は早めに連れて来てね。今日から罰ゲームだから日が経つごとに増やすよ?何を何て言わないから、…さっさと元に戻して来て」
「…⁉︎それは急がねぇと不味いな。」
「あ、連帯責任で西谷君も追加だから。」
「悪ぃ‼︎直ぐに戻って来るから!」

今度こそ走り去る西谷君。滝のような汗が追加されているから、後押しにはなった筈だ。

「…篠田、やっぱお前凄いな」
「何が…?」
「いや、あの状態のノヤさんを止めれるだけでも俺は無理だし…」
「主将が止めても止まらなかったのに!」

日向君の抉るような言葉によろめいた背後の主将とフォローしてる菅原を横目で見ながら、一つ訂正をしないといけない。

「…違う、止まってくれたんだよ…西谷君とは約束してるからね」
「…遊衣?約束って何?」
「菅原先輩地獄耳怖い。主将も練習だって声かけて下さいよ、田中君も固まらないで。…たいした事では無いので再開しましょう?」

力先輩にノートを返して貰い、逃げる様に潔子先輩に洗濯物を片付けて来ますと伝えて体育館を出る。
うっかり喋ったが、本当に些細な事だ。
それより今週から忙しくなるからレモンの蜂蜜漬けでも皆んなに作ろうかな?
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