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嵐の短編小説

第1章 ありがとう


潤side



潤:「ゲッホゲッホ…にぃっ…」


智:「辛いなぁ」



ガラッ



「「潤くん(ちゃん)っ!」」



潤:「まぁ…にぃ…かずぅ…にぃ…」


雅:「潤ちゃん、辛いねぇ…智にぃ、潤の具合いどんな感じなの?」


智:「うーん、今は、なんとも言えないな…ただ、熱も高くて咳も酷いから、肺炎になる可能性もある……」


和:「肺炎って……また、入院長引くって事?」


智:「うん……」


潤:「ゲッホゲッホ……ハァ……」



迷惑しかかけてないじゃん……



潤:「さとにぃ…つかれて…ない?」


智:「疲れてないよ?」


潤:「まぁにぃは?かずにぃは?」


雅:「まぁにぃもかずにぃも疲れてないよ?」


和:「そうだよ。僕らは、潤くんが心配だよ……」


雅:「もしかして、迷惑とか考えてるの?」



まさにぃの言葉に頷く。


雅:「迷惑なんて思わないから。」


智:「潤?さっきも言ったけど、潤は、俺らの大切な弟なんだよ。迷惑なんて思う筈ない。血の繋がりなんて関係ない。誰がなんて言おうと潤は、俺らの弟。例え、潤が嫌だと思ってもね?」




嫌なんて、思う筈ない。


こんなに、愛されてるのに。



潤:「にぃ、ありがとう。」
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