第1章 ありがとう
潤side
翔:「じゃぁ、大人しくしてるんだよ。」
潤:「…うん。」
翔:「…そんな顔しないで。夕方には、雅紀と和も一緒に来るから。」
潤:「…うん。」
ガラッ
智:「…潤。点滴の時間だよ。…翔。帰るの?」
翔:「…うん。仕事残ってるから。潤。さとにぃに甘えなよ?」
智:「…潤。にぃもう仕事ないから。ずっと、ここにいるな?」
潤:「…うん。」
翔:「じゃぁね」
と翔にぃが出ていく。
智:「…早く、治そうな。」
僕は、1週間前から
風邪を拗らせて入院している。
退院しても、
すぐ体調崩して
入院。
その繰り返し。
みんなに、迷惑かけてる。
にぃたちとは、
血繋がってない他人なのに…