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あの頃には戻れないそして交わらないボク達

第15章 第十四章


黒子side
とある大会の試合
桃/貴女「「知って/ます/るよ。そう成長(なる)ことも」」
相手校選手「舐めるな!」
桃「分かってはいたけど、やっぱり向こうの主将は気が強いね」
貴女「そだね。さつき任せて」
桃「うん」
貴女「……」
桃「…どう?」
貴女「分析、解析その他終了…コーチTOお願いします」
審判『帝光TOです!』

貴女「では…」
説明、作戦を聞いた後…
貴女「ーなのになぁ(クスッ」
黒「さん?」
桃「どうしたの?」
黒「今何て…」

貴女「だから無駄な足掻きなのになぁって」
冷たい眼。こんなさん見たことがない。
この眼、赤司君に似ているような気がします。
貴女「今日の相手確かに強い。でも、でもね。さっき私が指示したでしょ?
もうさっきの指示でこっちの帝光の勝ちは決まっているの」
黒「そんなの分かるわけ「分かるの」分かるわけないじゃないですか
まだ試合は続いてます」
貴女「続いているから何?後は私、観客みたいに見ているだけで十分だよ」
黒「!」
最悪な結果、さんは染まっている。
さんは帝光中の“勝つこと”という理念に染まってる。そしてその理念を受け止めていること。

貴女「だから無駄な足掻きだって」
黒「美歌さん」
貴女「どうしたの?テツヤ君」
戻った太陽のように可愛らしい笑顔に戻った。
いったい赤司君も、さんも何なんですか…

ボクはもうこのときから少し分からなかった。
さんが…もう…
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