第5章 第四章
黒子side
赤「テツヤ高校に行っても影の薄さで苦労しているかい?」
黒「えぇまぁでもそれが役に立ったときもありますよ。」
赤「ほう。いつ役立ったんだい?」
黒「売店で毎月二十七日に数量限定で特別なパンが発売されるんです。」
赤「ほう」
黒「それを食べれば恋愛でも必勝約束されるという噂の幻のパン。
“イベリコ豚カツサンドパン”三大珍味キャビア、フォアグラ、トリュフ乗せ税込み二千八百円のパンです。」
赤「凄い豪華だな」ボクも最初聞いたときそう思いました。
黒「えぇ。そのときに役に立ちました。物凄い人の数がいたんですけど、人ごみに流されてたら先頭に出ちゃって
パン取ってお金置いてすぐ買えました。」
赤「そうか。羨ましいよ美味しかったかい?」
黒「えぇメッチャ美味しかったです」
赤「僕も一度食べてみたいな」赤司君ならすぐ買えると思います。
「僕に逆らう奴は親でも殺す。道を開けろ」とか言って…赤司君の威圧感はハンパないですからね。
火「黒子」
火神君ですか。今来ないほうがいいんですけど…
火「!」あー物凄く驚いてますね。残念ながらもう逃げられませんよ。
火「俺、別の席で食うわ」
赤「待て、座れ」火神君…捕まりましたね。
赤「お前、名前は」
火「人に名前を聞くときは自分から言いやがれ!」
赤「おっとこれは失礼。僕は赤司征十郎、洛山高校のキャプテンをしている。」
火「俺は火神大我」
黒「火神君、赤司君は中学時代のチームメイトです」
火「黒子のチームメイト…キセキの世代…」
赤「そうだ。僕は帝光でキャプテンをしていた」
火「フーン。そんなことはどうでもいい。いつか俺がキセキの世代をぶっ倒してやる」
シュキン
黒「赤司君!」