第18章 第十七章
桃井side
桃「負けちゃったね…」
黒「はい…流石赤司君達です…」
黄「でも楽しかったッス!」
紫「負けちゃったけどね~」
緑「流石洛山と言ったところか…」
青「今すぐにでもリベンジしてぇ…」
みんなでもう一度ぶつかり合うことで分かりあうことが出来た。
の考えはきっと変わらない…
でも少しでも気づいてくれるだろうか…
“全部がつまらない”ということではないって
桃「私、の所に行ってくる」
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桃「いい?」
貴女「さつき…征君行ってくるね」
赤「あぁ」
控室を出てきた。
外…
桃「あーあ負けちゃった。やっぱり強いなー私頑張ったんだけど…やっぱり今回の試合もつまらなかった?」
貴女「ううん。つまらなくなかったむしろ楽しかったありがとう。少し分かったよさつき達が私達に伝えようとしてたことが…ありがとう」
桃「…!」
分かってくれた…私の私達が気づいてほしかったことを…
貴女「沢山すれ違っちゃったけど…だけど…気づかせてくれてありがとう…私…みんなに酷いことを…」
の目から涙が…
ギュ
貴女「!」
涙を流しているを優しく抱き締めた。
桃「泣かないで…。もう過ぎたことだよ。今からでも遅くないよ。もう一度みんなでやろうバスケ…
あの頃みたいに…つまらないって思う時もこれから沢山あるかもしれないでも…今日のことを思い出して楽しいって思えることもあるってそう思って…
…私ね気づかせることが出来て良かったって思う」
貴女「さつき…ありがとう…ありがとう」
それからの涙がしばらく止まらなかった。
私は涙が止まるまでずっと抱き締めていた。