第3章 第二章
リコside
第二クォーター
何かが変わった…
空気…違和感…さっきとは戦術が全然違う。
それにおかしい。
さっきまで動きが読まれてなかったのに、みんなの動きが読まれてる。
まるで桐皇との試合みたい。何もかも読まれてる。
みんな上手く動けてない…ようやくパスが回ったと思ってもすぐにカットされる。
いったい…
それから
洛山125誠凛19洛山の勝利。私達はそれから第一ホールで反省会。
相「流石洛山ね…ボロボロにされたわ。でもみんなこんなことでへこたれたら駄目よ」
部員「「「おう!」」」
にしても…空気、違和感何だったんだろう。
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黒子side
相「ねぇみんな。第二クォーターから試合の空気というか、違和感なかった?」
「確かに…」とキャプテン。確かにボクも言われてみれば…
その違和感が…原因が分からない。
相「とにかく!今日の反省会はこんなもんよ!落ち込んじゃダメよ!
このことをばバネにしなさい!各自、体をゆっくり休めること!以上!」
ボク達は靴を履き替え第一ホールを出た。
飲み物を買いに食堂へ行こうとすると、丁度隣りの第二ホールから出て来たさん。
声を掛けてみよう。
黒「あっ」
ボクの目の前でさんは小さな段差で躓き。
貴女「ひぃあ!!」
バッサーン
紙が紙ふぶきみたいにひらひらと…舞ってる。
黒「さん!」ボクはこけかけたさんをキャッチ。
黒「大丈夫ですか?」
貴女「うん。ありがとう」
黒「相変わらずドジなところは変わってませんね」と微笑むボク。
貴女「悪かったな!」
黒「怒らないで下さい。馬鹿にしているわけではありません」
貴女「って紙!」
テツヤーごめんねー」
黒「いえ…コレって…」紙にはボク達の情報が書いてあった。ボクの情報だけやたら多い。いったい誰が…
貴女「テツヤありがと!」
黒「いえ。どうぞ」
貴女「ありがと。よし、部屋に戻んないと…って痛っ!」
黒「どうしたんですかっ!」
貴女「足捻ねっちゃった。元から捻挫癖ついてたからなぁ。関係ないかww」
またですか…そんなところも相変わらず変わっていませんね。