• テキストサイズ

あの頃には戻れないそして交わらないボク達

第15章 第十四章


黒子side
あれからボクは学校を休むようになった
バスケ部の引退の日になってもボクは顔を出さなかった

今日来たのは荻原君がいる明洸中
?「あれ?キミもしかして帝光の…」
声を掛けられた。声を掛けた人は…

持「もしかしてシゲに会いに?チームメイトの持田だ…っておぼえてねぇか」
黒「…いえ離せませんでしたが…顔は覚えています」
持「全中の決勝はこたえたよ
正直今こうして普通に話すのもまだきついな」
黒「……すみません…あの」

持「ああ シゲな
転校したよそれから… もうバスケはやめると言っていた」
黒「…え!?」
持「ン位も中三のこんな時期にとはオレも思ったがあいつの親は仕事で転勤が多いらしくてな」

黒「なん…で…」
持「…と言うかあの試合出た奴は皆高校でh違う部活をやると言ってたよハッキリ言うがあの試合は…オレらの心を折るには十分すぎたウチの部で一番バスケが好きでいや…好きだったからこそアイツも例外じゃなかった」

そんな…荻原君…

持「すまない…ついキツイ言い方をしたが…だけどそれでも
キミにはバスケをやめないでほしい」

黒「…え?なぜそれを…」
持「見れば分かるよ今のキミはオレ達と同じような眼をしているから
けどシゲは最後にキミと目が合った時その奥も見ていた。
シゲはこう言っていたよ

全中決勝の直前帝光の主将と会ったんだおそろしく強くて冷たい眼をしていたそしてその時一緒に居た女子も
そして他の四人も“キセキの世代”は全員同じような眼をしていた
黒子もあった時同じような眼をしていた
けど違ったんだあの時オレはショックで何も言えなかったけど黒子の眼にはまだあったかさが残ってたってな

それとコレ…シゲのロッカーに残ってた
練習中にいつもつけてたヤツ一つだけど色も同じだしよかったら使ってくれ
それともう一つ俺はあの氷のような眼に手も足も出なかったけど黒子ならまた立ち上がって氷を溶かすこともきっとできるって」

リストバンドを受け取り強く握った。
/ 118ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp