第15章 第十四章
黒子side
黒「どうしてですか言ったじゃないですか全力でサポートして下さいって…」
貴女「だって何も言うことがなかった。彼が完璧だから」
黒「でも…!」
貴女「その程度だったってことだよ」
黒「そんな…」
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黒「なぜ…あんな試合をしたんですか…?」
赤「なぜ…?どちらにしろ戦力差は圧倒的だったどうやっても結果は変わらなかっただろう」
黒「手を抜かないでほしいと言ったのに…」
赤「試合をコントロールしただけだ
漫然と点を取り続けるよりよほど選手たちは集中していたよ」
黒「違いますボクが言ったのは!」
赤「詭弁に聞こえるならそれでもかまわないが
手を抜くなと言うのならなぜ他の試合では何も言わなかった?自分と関係のない相手の時は目をつぶり
友人とやる時だけそれらしいことを言うなどそれこそ詭弁だと思うがね」
黄「え!?決勝の相手黒コッチの友達いたんスか?
そうならそうと早く言ってくれれば…
…あーでもやっぱムリかも…いくら友達でもあんだけさがあって最後までマジでやれって言われても…」
紫「…とりつかれて飽きるに決まってんじゃん~
ボランティアすぎでしょ~ねーミドチン」
緑「お前らがどうプレイしようが興味ないのだよオレはオレの人事を尽くすだけだ」
青「本気出さねーんじゃねーよ出せねーんだよ弱すぎて
だから少しでもその退屈を紛らわそうとすんじゃねーか
なんで強い方が試合を楽しんじゃいけねーんだ弱すぎて相手にならねー方が悪いんだろうーが
逆に黙ってもらいたいぐらいだぜ
それともそんだけの差があって勝った方も負けた方もベストを尽くして満足のいく試合そんなもんを望んでたとしたらどうすればよかったんだよ」
黒「それは…わかりません…けどボクにはあの日の勝利が今までのどんな挫折より苦しかったたとえそれ以外道はなかったとしても…
あんな思いは二度としたくありません
忘れることもできない
だから
…バスケットはもうやめます」