第19章 第十九章
貴女side
そして…
W.C
赤「早く」
貴女「今行く!てか開会式九時からだよ!行くの早すぎない?」
赤「早めに行くことに越したことはない。」
貴女「そうだけど…」
赤「行くよ」
貴女「はぁい」
in会場
司会者『これより全国高校バスケットボール選抜優勝大会ウィンターカップを開会します』
始まった…。
貴女「始まったね。征君」
赤「そうだね。それと」
貴女「なぁに」
赤「ちょっと席を外す。」
貴女「え?」
赤「テツヤ達に会って来る。」
貴女「…そっか。行ってらっしゃい監督には私から伝えておくね。」
赤「ありがとう」
赤司side
呼び出し場所
赤「すまない待たせたね」
どうやら僕が最後のようだ。
黒「…赤司君」
赤「大輝 涼太 真太郎 敦 そしてテツヤ…
また会えて嬉しいよ。
こうやって全員揃うことができたのは実に感慨深いね。
ただ…場違いな人が混じっているね。
今僕が話したいのはかつての仲間だけだ。
悪いが君は帰ってもらっていいかな?」
黒「……降旗君」
火「なんだよつれねーな仲間はずれにすんなよ」
降「あっ!!火神!!」
火「ただいま話はアトでとりあえず…あんたが赤司か会えて嬉しいぜ」
赤「…………真太郎ちょっとそのハサミ借りてもいいかな?」
緑「?なんに使うのだよ?」
赤「髪がちょっとうっとうしくってね
ちょうど少し切りたいと思っていたんだ。
まあその前に火神君だよね?」
ハサミを受け取り…火神君に切りつける。
だが…
火「うお!?」
避けて顔にかすり傷が付いた。
赤「…へぇよく避けたね今の身のこなしに免じて今回だけは許すよ。
ただし次はない僕が帰れと言ったら帰れ、
この世は勝利がすべてだ
勝者はすべてが肯定され
敗者はすべてが否定される
僕は今まであらゆることで負けたことがないしこの先もない
すべてに勝つ僕はすべて正しい
僕に逆らう奴は親でも殺す
じゃあ僕はそろそろ行くよ今日のところは挨拶だけだ」
青「はぁ!?ふざけんなよ赤司わざわざそれだけのために呼んだのか?」
赤「いや…本当は確認するつもりだったんだけどみんなの顔を見て必要ないと分かった
全員あの時の誓いは忘れてないようだからな
ならばいい次は戦う時に会おう」