• テキストサイズ

あの頃には戻れないそして交わらない私達

第16章 第十六章


貴女side
その後数回秀徳はタイムアウトを取ったが、形勢逆転出来る訳もなくただ一方的に点数を入れられるだけだった。

そして…
審判「整列!122対65で洛山高校の勝ち!」
選手「「ありがとうございました!」」

私達は勝った“当然”の結果だ。
緑「」
貴女「お疲れ様真ちゃん…どうしたの?」
緑「今日の指揮はか」
貴女「そうだね…私がスカウティング後は征君の指示。正確に言えば私と征君だよ。」
緑「そうか…じゃあ俺は帰るのだよ」
貴女「うん」

ホテルへ向かう途中
貴女「ねぇ征君」
赤「ん?」
貴女「“勝つ”っていいね」
赤「そうだな。どうしたんだ?いきなり」
貴女「何と無くそう思ったんだ。気にしないで、負けるのは嫌という論外だよ。」
赤「そうだな」と言って頭を撫でてくれた。
貴女「あのね私もう“勝つこと”しか興味ないんだ」
赤「僕もだよ」
貴女「私征君と同じで嬉しい!」
と微笑み抱きついた。

テツヤどうして分からないの?
勝たないと何も意味がないのに…
負けたら何にも残らないんだよ?
テツヤ、貴方は何を考えてるの?
私達の何を否定してるの?
私には分からないよ。テツヤ…

貴女「ねぇ征君次の相手は?」
赤「まだ試合中だ。勝った相手が次の対戦校だ」
貴女「そっか…でもそろそろ終わってる頃じゃない?」
赤「そうかい?」
貴女「女のカンだよ」
赤「とりあえず今は偵察係に偵察をさせている。帰ってきたら分析を頼む」

貴女「りょーかい!」
赤「可愛いな」
貴女「///////いっいきなり何を」
赤「可愛いよ」
貴女「もう!征君ってば!」
赤「すまない。でも事実を言ったまでさ」
サラッと言うんだからもう!

実「イチャついてるところごめんなさい。征ちゃん」
赤「玲央かどうしたなにか用が?」
実「偵察係が帰って来たわ次の相手は…海常よ」
赤「そうか。後は分析頼む」
貴女「うん。任せてっ!」

私はDVDを受け取り部屋に戻り分析を始めた。
/ 172ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp