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あの頃には戻れないそして交わらない私達

第14章 第十四章


貴女side
ハーフタイム
後半開始
もうこの試合は私達の手の内にある。
試合の流れを変えるなんて容易いこと…
貴女「だから火神さん言ったでしょ?体力が持たないってまっ本人には言ってないけどね(クスッ」

そして試合は進んでいき
勝ったのは…

“もちろん”私達洛山高校
両チーム「「ありがとうございました!」」
点数は122対23で洛山の圧勝

誠凛のベンチは静かだった。
私たちはロッカールームへ行く。私は男子が着替え終わるまで待つ。
監督「ホテルに帰ってミーティングだ。各自荷物を片付けろ」と征君の声。
部員「はい!」

…試合終了後テツヤの表情は見えなかった。でも…
タオルをギュッと握りしめているのは分かった。

赤「?」
貴女「あっもうみんな仕度できたの?早いね」
赤「あぁでは行こう」手を繋ぎ会場を後にした。

*******
赤「テツヤのミスディレクションは完璧に封じられたな」
貴女「うん!(ニコ」
葉「マジやべーよ!本当!赤司の彼女は!」と葉山先輩。試合後なのにテンション高いなぁ疲れないのかな?
実「そうねぇあの“幻のシックスマン”を止めるなんて流石だわ」
貴女「ありがとうございます」
赤「ありがとう」


貴女「ううん。私はサポート役だから当然だよ。それに今日の試合私がデータを取らなくても勝ってたよ。でも征君の天帝の眼(エンペラーアイ)は使ってたかもだけど」
赤「でもありがとう」
貴女「いいえどういたしまして、それに私達は負けない。洛山は“無敵”負けるなんて“ありえない”」
「あぁその通りだ」と話ながら歩いていると…

貴女「テツヤ…」
黒「さん、赤司君」とテツヤと火神さんそして誠凛高校の皆さん。
みんなショックを受けた様子だった。
特にテツヤが落ち込んでいるのが分かった。
火神さんも
火「赤司に…」
火神さんの口調は怒っているように感じ取れたのは私の気のせいだろうか。
赤「何だ。何か僕達に用か?」と冷静に答える征君。
火「いや…何もねぇ」
「そうかでは行くぞ」と征君は私の手を握りリードする。そのときテツヤと目が合った私は口をパクパクさせてこう言った。

“ごめんね。試合お疲れ様”
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