第28章 第二十八章
貴女side
洛山高校対元帝光中
審判は帝光の現監督真田監督
監督「久しぶりだな」
赤「はい今日はお願いします」
挨拶を済ませ、コートに立つ。
貴女「征君…勝ってね」
赤「あぁ」
監督「これから洛山高校対帝光中OBの試合を始めます!礼!」
試合が始まった。
この試合が終わってから何かが変わるような気がする。
でも、複雑な心境が広がる。
…ごめんね。
みんな楽しそうな顔をしている。
あぁ楽しそう。
あの頃もこんな感じだった…
みんな楽しく…
あぁいつだっけ、こんな風に笑い合いながらさつき達とバスケを見なくなったのは…
あぁいつからだっけ?私がみんなと分かり合えなくなったのは…
覚えているのはもう三年の後半には今みたいに笑い合っていなかったこと、私の能力が少しずつ開花していったから。
笑えなくなった。
私の能力が開花され、私を止める人がいなかった。だってそうでしょう?
さつきだって止められないんだもの。
ならどうやって私を止めるのよ。
何もわかってないじゃない。
ほら、開始直後から不利な状況が続いている…どうなの?これで私を止めるの?
無理よね。
もう諦めてよ。
ねぇなのにどうしてそんなに真剣な目をするの?
もうみんなの負けは決定しているのにテツヤと同じ、私達には余裕がある。でもそろそろかな帝光のエースがゾーンに入るのは…というよりもう入ってるかな…
こちらも動きますか。
征君がガングロにつく、そしてアンクルブレイクで倒れさせるその後ろから次々と来るが全員転ばせる。
どう?これで貴方達は負けた。
流れは私達洛山