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あの頃には戻れないそして交わらない私達

第23章 第二十三章


貴女side
試合が始まりみんなコートの中へ
貴女「せめて…せめて今だけでも…」
桃「?」
私はただ願うことだけだった。

もう…だめだから…
それでも…それでも…
貴女「お願い…今だけ…」
桃「大丈夫?」
貴女「大丈夫。行くよさつき私達は私達の役目を果たさなきゃっ!」
桃「うん!」

テツヤ君達も調子が戻りいい感じになって来た。
そうこれでいい…これで…

桃井side
最近の様子がおかしいことが多々あるだってさっきだって…何か分かってるような気がする。

貴女side
桃「あの二人は小学校六年まで合気道をやっていて天才兄弟としても優勝しています。合気道は相手の呼吸に合わせ力の向きをかえいなす武術ファウルをもらう時のあの間合とタイミングの上手さはそれによるものだと思います」
貴女「以上がこれが私と桃井さんが集めた情報です」

監督「フム…中学生にしては妙に当たるのが上手いと思ったがそうか…合気道か…おかげで確信が持てた逆だ一対一で行け
ただしフェイクを最低三回以上入れる事小学六年生までならバスケを始めたのは中学からの中級者だ合気道が呼吸を合わせることに長けているならバスケットはそれを外してナンボの競技だ入念にすりつぶせ何よりやられっぱなしはシャクだろう?」

監督も無茶なことを…でも面白いな…

大輝君は相変わらず調子がすごくいい
あんなに出来るなんて…私もやってみたいなー
審判『第四Q始めます』
青「退場すんじゃねーぞ」
黄「わーかってるっスよ!」
貴女「フフッ」
桃「?」
貴女「やっぱりこうしてる方が楽しいなーって」
桃「そうだね」

赤「さあ最後まで油断せずにいこう」
紫「はー…やっとあと八分でお菓子食べれる」
緑「油断するなと言っているだろう」
貴女「みんな行ってらっしゃい」

ビーーー
審判「試合終了!!」
貴女「やった!全中に連覇!」
黄「やったっスー!!」
緑「フウ…」
紫「これでもう食ってもいいっしょ~てか食うー!?」
緑「…ああ」
紫「え!?」

貴女「征君!!おめでとう!」
赤「ありがとう」
虹「お前のおかげで優勝できたんだもっとよろこんでいいんだぞ行けよせめて今だけでも素直になってもいいじゃねーか」
そう先輩が言うと大輝君は征君達の輪に入って行った。
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