第11章 10
(-日吉視点-)
『若君!そこのタオル全部こっちに持って来て!』
日吉「分かりm・・・、このタオル、全部ですか?」
『当たり前!』
おいおい・・・、
全部って・・・、全部で何枚あると思ってんだ...
200枚はかるく越えてるぞ...
先輩は前この学校でこの部でマネージャーをしていた時、
毎日こんな仕事をしていたのか...。
『早くー、あ!でも走っちゃダメだよ!』
日吉「それは分かってます」
『んじゃ、半分でもいいから持って来て!
私、ドリンク作ってるから手が離せないの!』
あー、仕事してる北条見てるだけで疲れる...
マネージャーってこんなに大変なものなのか・・・?
なんだか北条がかっこよく見える・・・!
日吉「どうぞ」
『あ!ありがと!助かったよ!』(ニコっ
日吉「///・・・、はい」
『んじゃ、これ新しいタオル』
日吉「え・・・、は?」
『これ、皆に配ってくれない?
私ももうすぐドリンクつくり終わるからさ!』
日吉「・・・はぁ。」
『ありがとぉ!若君!あとで私の手料理作ってあげる♪』
日吉「!!本当に作ってくれます・・・?」
『勿論だよ!』
よっしゃ!!先輩の手料理は本当に美味い...
期待しよう・・・!
向日「え!?北条、料理作んの?俺のぶんも作ってみそ!」
『うん!いいよー♪』
跡部「ほぉ、なら俺様のぶんも作れよ、あーん?」
『うん、作るよ♪』
忍足「ほんなら、俺達(レギュラー全員)のぶん作ってくれへん?」
『えっ、・・・うん、出来たら・・・ね』
は?俺だけじゃないのか...
ちっ、・・・下克上だ・・・!
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