第3章 誕生日 10/9ver.《紫原敦》
あっ君は私に覆いかぶさると、触れるだけの優しいキスを何度もしながら私の服の中へ手を侵入させた。
「んっ…、あっ君、待って…!シャワー浴びてからに」
「ダーメ。シャワー浴びたらクリーム無くなっちゃうじゃん」
「でもっ!……んんっ」
あっ君は私の言葉を遮るように唇を重ね、舌を絡め、先ほどとは違う深いキスをする。
あっ君の舌はクリームのせいなのか、凄く、甘い……。
「ふぁ……、ん…っ」
「ん……」
(こんなキスされたら……っ)
私はどんどん自分の身体が火照ってきているのが分かった。
「ハァ…ハァ……」
「まゆちん、可愛い〜。さっきまで嫌がってたのに、もうその気になっちゃった?」
「っ……、だって」
「じゃあ、遠慮なく〜」
あっ君は私の上半身の服を脱がし、ブラも取り払う。
そして、あろうことか床に付いた生クリームを軽くすくうと私の胸に塗りつけたのだ。
「んんっ、あっ君何して…っ!」
「ん〜?勿体無いし〜?」
それでも私の身体に塗り付ける意味はあるのか?と内心思う。
「だから、こうすればクリームもまゆちんも一緒に食べられるなぁ〜って思って」
「あっ…、ん、やぁっ…なめ、ないでっ」
あっ君はクリーム塗れの私の胸を躊躇うことなく舐め回す。
空いてる手は床のクリームをすくい、今度は胸の先端を捏ねるように塗りつける。
「やんっ、あっ……ん…っ」
「ん……」
舌と指とそれぞれで胸の先端を弄ばれ、私は羞恥心と快楽的感覚が混ざり合い、どうしていいか分からず、ただただ喘いだ。