第5章 信念
所司代では話にならないとふみ、奉行所を離れて会津藩と合流し、守護職が設営している陣を当たることになった。
会津藩「新選組が我々会津藩と共に待機だと?そんな通達は受けておらん。すまんが藩邸に問い合わせてくれるか。」
しかしこれは一度藩邸に問い合わせた結果、久城河原へ向かえとの事だった。
またも阻まれる結果となり、怒りを覚える隊士も少なくなかった。
永倉「お前らの藩邸がな、俺らは久城河原へ向かえって言ったんだよ。」
永倉さんはそんな皆の思いを代弁するかの様に言い捨てた。
近藤「陣営の責任者と話がしたい。上に取り次いでもらえますかな。」
そしてそれを抑える様に近藤さんは今一度要求した。