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薄桜鬼 群青桜

第4章 鬼


近藤「会津中将殿御預かり新選組。詮議の為、宿内を改める。手向かいすれば容赦無く斬り捨てる。」

その重くのしかかる名乗りを境に長州の者達は新選組へ向け刀を抜き、振り上げる。

近藤「斬れー‼︎」

その瞬間、池田屋には刀の交わる音と叫び声だけが響く戦場へと成り下がった。


沖田「威勢はいいけど随分怯んじゃってるね。」

平助「これなら土方隊が到着する前に片付いちゃったりして。」

余裕の言葉を漏らしながら2人は階段を駆け上がっていった。

一番手前の部屋の襖を覗く。そこには2人の姿があった。
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