第14章 覚悟
全てを話し終えた土方さんは一息ついた後どうして聞いてきたのかと私に問いかけた。
その理由、私が別世界の人間だという事実を伝えるべきなのか、それが今なのかと考えるとどうしても言い辛い。
でもこれで私は一つの決断をする事ができた。
いずれはみんなにも話さなければいけない事。
でも今は限られた話さなければならない人にだけ。
そして私は土方さんに全てを伝えた。
私の元の世界はここの未来ではない、よく似た別の場所だと。
このままでは平助が死んでしまう可能性があると。
それを防ぐ為に私がしたい事を。
この日の夜から運命は動き出す。
望むべき道に進むのか、それとも最悪の事態となりゆるのか。
願わくは_________________