• テキストサイズ

薄桜鬼 群青桜

第2章 浅葱色


千月「私を斬る。そう言ったのか。」

土方「そうだ。逃げなければ今は斬らねぇ。お前は俺らについて来て話を聞かせろ。拒否は認めん。いいな。」

千月「抵抗する気はない。戦えぬ様、刀をそちらに預けよう。」

三口の刀全てを鞘ごと斎藤に差し出す。

斎藤「副長、この者からは殺気は感じられませんし、逃げるとも思えません。刀は預からなくてもこちらに支障は出ないかと思われますがいかがなさいますか。」

土方「いい。自分で持っとけ。荷物が増えるのも手間だからな。行くぞ。」

話がひと段落すると私を挟むようにして斎藤と沖田が並び、先行して前を行く土方の後に続いた。
/ 322ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp