第3章 ♢身代わり!!
その声と共に私の体へと回されていた手が離れた。
潤「うちのメンバーに、セクハラ、辞めて貰えます?」
潤さん…。
潤さんがそう言うとその俳優さんはバツが悪そうな顔をして自分の持ち場へと戻っていった。
潤「大丈夫か!?ニノ!」
潤さんは、レイナさんの時もこんな風に助けてくれた。
また、助けて貰っちゃったな。
『はい!助けて頂いてありがとうございました!潤さん!!』
潤「ぁ、いや大丈夫ならいいんだ、それで!」
何故か顔の赤い潤さん。
私何かしちゃったかな?
潤「と、とにかく、この間の美月レイナの時といい、最近のニノは危なっかしいぞ!
今日は俺がたまたま見つけたから良かったものの、俺がいなかったらどうなってたか…」
『すいません…。』
はぁ、潤さんの言う通りだよね。
自分の身くらい自分で守んなきゃ。
潤さん、怒らせちゃった…。
潤「いや、別に怒ってないからな!
俺はこれからのニノを思って、うんぬんかんぬん……!!…って、いねぇじゃん!!!」